News アジアから見た日本~中華圏投資家の87.5%、⽇本の不動産を買うタイミングは“今”
旧正⽉など中国の⼤型連休を利⽤した訪⽇旅⾏後に、⽇本の不動産購⼊を検討する意向が高まっているようです。
ある調査会社を引用いたします。
調査では、87.5%もの中華圏の投資家が「⽇本の不動産に投資するタイミングは“今”」と回答しており、2023年8⽉に中国からの海外渡航制限が解禁されたことで、さらに⽇本不動産への関⼼が⾼まっているようです。他にも、⽇本不動産を選ぶ理由として「利回り」だけでなく「資産価値」も同程度あがっているそうです。
◆調査結果サマリー
• 87.5%もの中華圏の投資家が「⽇本の不動産を買うタイミングは“今”」と回答
• ⽇本の不動産に投資する理由は「利回り」と「資産価値」が多くを占める
• 最も関⼼が⾼い物件タイプは、アパート、マンション(53.2%)。⼀⽅、宿泊施設(18.5%)への関⼼増は、旧正⽉・国慶節などの⼤型連休時の訪⽇体験・⽇本への愛着から不動産を検討する可能性も・・・
「今は⽇本不動産に投資するタイミングだと思いますか?」という質問に対し、87.5%が「はい」と
回答しました。
背景として2022年3⽉中旬頃から始まった円安傾向が考えられ、⽇本不動産に投資する海外の投資家の動きは加速しています。その中でも特に中華圏の個⼈投資家は、この傾向が2024年も続くと考えているようです。今回の調査ではなぜ「⽇本の不動産を買うタイミングは“今”」だと思うかも尋ねており、
「円安だから、今購⼊するのはお得」という回答が67.9%と最多を占めています。
「⽇本不動産の魅⼒は?」と質問すると、「世界的に⾒て⽇本円は価値が落ちにくいため、不動産の価値も落ちにくい」という回答が59.0%と最多でした。
円安傾向が⾒られる⼀⽅で、中華圏投資家にとって⽇本の不動産は資産価値が⾼いと捉えられているようです。次いで「空室率が低く、安定した収⼊源を作ることができる」(51.9%)、「他の先進国より、不動産価格が安い」(42.0%)、「⽇本のことが好き」(21.3%)となりました。
「⽇本の不動産投資市場:選ばれる理由」によると、⽇本はアジア太平洋地域の投資先としてクロスボーダー投資家が最も選好する国に挙げられています。【※クロスボーダーとは、文字通りの意味で考えるとクロス(越える)ボーダー(国境)ですので、「国境を越える」「越境」という意味の言葉になります。 ビジネスの業界では国際間のM&Aのことを指すこともあるようです(クロスボーダーM&A)。】
◎⽇本の不動産に投資する理由は「利回り」と「資産価値」が多くを占めているようです。
「⽇本の不動産を購⼊する時、⼀番重視するポイントは?」と質問したところ、「利回り」が45.6%で最多となりました。⼀⽅、次いで多かった「資産価値」という回答は43.5%と、「利回り」と⽐較すると2.1%の差であることが分かりました。このことから、中華圏の投資家は⽇本の不動産に対して、利回りと資産価値をほぼ同様に追求していることが分かります。その背景として、中華圏と⽇本の不動産に対する価値観の違いが考えられます。中華圏は⽇本と⽐較して「⼟地・不動産」を⼦孫に代々残せる「資産」として⾒る⽂化が根強いようです。
●最も関⼼が⾼い物件タイプは、アパート、マンション(53.2%)。⼀⽅、宿泊施設(18.5%)への関⼼増は、旧正⽉・国慶節などの⼤型連休時の訪⽇体験・⽇本への愛着から不動産を検討する可能性も「今、購⼊したい不動産のタイプは?」と質問したところ、「アパート・マンション」という回答が53.2%になりました。次で「⼾建て」が43.2%、「ビル⼀棟」が22.5%、「宿泊施設」が18.5%、「オフィス・店舗」が9.4%でした。アパート・マンションが昨年の調査結果と変わらず優位ですが、⼀⽅で昨年との違いの1つに「宿泊施設」の回答者増加が挙げられます。旧正⽉や国慶節などの⼤型連休を利⽤した訪⽇後に増加傾向が⾒られることから、旅⾏などで実際に⽇本へ滞在したことで、⽇本への愛着が強まり、⽇本の不動産投資を検討する可能性が考えられます。
これ程までに日本=円の価値が安くなり、さらに加速して国土の安売りが進行するのでしょうか。海外の人からしたら日本の価値は常時3割引き・5割引き状態なのでしょうね。
実際にこの仕事をしていると凄くわかります。中華圏の購入者の多い事・・。すでに大阪でも、中華圏の人たちの番地が存在するようですので驚きですよね。日本は既に先進国ではなく、貧乏な国になったのかなぁ~と寂しくもあり、悔しくもありますね。
writer:Kitamura