不動産購入の贈与税減税!親の支援で適用外を防ぐ注意すべきこと・・|大阪市の「北急ハウジング」からお客様への損をしない為の不動産ノウハウ配信中北急ハウジング株式会社

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News 不動産購入の贈与税減税!親の支援で適用外を防ぐ注意すべきこと・・

目次

まずはじめに・・

住宅取得等資金贈与の非課税制度の概要

2022年以降の最新ルールと改正点

贈与税が非課税になる限度額の判定

非課税が適用される受贈者と住宅の要件

親から支援を受ける受贈者の所得制限

住宅の床面積や耐震性能の適用基準

適用外になる注意すべき失敗パターン

住宅取得資金贈与のタイミングと失敗

住宅ローンの繰り上げ返済への充当

親族間売買や居住実態のないケース

適用外を避けるためのチェックポイント

贈与から確定申告までのスケジュール

贈与資金をいつまでに受け取るべきか

翌年3月15日までの確定申告の手順

確定申告の流れ

住宅取得資金贈与の必要書類リスト

税務署へ提出する証明書類の準備

贈与契約書の作成と保存の重要性

まとめ.. 

 

まずはじめに・・

マイホームの購入は人生で最大の買い物の一つです。その際、親や祖父母から資金援助を受けるケースは少なくありません。しかし、多額の現金を受け取ると「贈与税」という重い税金が課せられる可能性があります。

そこで活用したいのが、一定額まで贈与税がゼロになる「住宅取得等資金贈与の非課税制度」です。この制度を正しく利用すれば、最大1,000万円までの贈与が非課税になります。ただし、適用を受けるには厳しい条件があり、一歩間違えると「適用外」となり多額の納税義務が生じるリスクも潜んでいます。

この記事では、不動産購入時の贈与税減税を確実に受けるための条件や、注意すべき失敗パターンを専門的な視点から分かりやすく解説します。

住宅取得等資金贈与の非課税制度の概要

住宅取得等資金贈与の非課税制度とは、父母や祖父母などの直系尊属から住宅の新築・取得・増改築のための資金を贈与された場合、一定の金額まで贈与税が非課税になる特例です。

通常、年間110万円を超える贈与には贈与税がかかりますが、この制度を利用することで、住宅購入資金に限り大幅な非課税枠が認められます。

2022年以降の最新ルールと改正点

この制度は数年ごとに見直しが行われており、直近では2026年12月31日まで期限が延長されました。

2022年以降の主な改正点は以下の通りです。

  • 適用期限の延長 制度の適用期限が2026年(令和8年)12月31日まで延長されました。
  • 受贈者の年齢引き下げ 成人年齢の引き下げに伴い、贈与を受ける年の1月1日時点で18歳以上であれば利用可能となりました。
  • 中古住宅の築年数要件の緩和 以前は「築20年以内(耐火建築物は25年以内)」という制限がありましたが、現在は「1982年(昭和57年)1月1日以降に建築されたもの(新耐震基準適合)」であれば原則として適用されます。

贈与税が非課税になる限度額の判定

非課税となる限度額は、購入する住宅の性能によって2種類に分かれます。

  • 質の高い住宅(省エネ等住宅) 非課税限度額は1,000万円です。断熱性能等級5以上や耐震等級2以上など、一定の基準を満たす必要があります。
  • 一般住宅(上記以外の住宅) 非課税限度額は500万円です。

この非課税枠は、基礎控除額の110万円と併用できるため、質の高い住宅であれば最大1,110万円まで税金がかからずに贈与を受けることが可能です。

非課税が適用される受贈者と住宅の要件

制度を利用するためには、お金をもらう人(受贈者)と、購入する住宅の両方が一定の基準を満たしていなければなりません。

親から支援を受ける受贈者の所得制限

贈与を受ける人には、主に以下の要件が課せられます。

  • 直系尊属からの贈与であること 自分の親や祖父母からの贈与が対象です。配偶者の親(義父母)からの贈与は対象外となるため注意してください。
  • 合計所得金額の制限 贈与を受けた年の合計所得金額が2,000万円以下である必要があります。
  • 床面積による所得制限の緩和 住宅の床面積が40㎡以上50㎡未満の場合は、合計所得金額が1,000万円以下に制限されます。

住宅の床面積や耐震性能の適用基準

購入する物件についても、以下の条件をすべて満たす必要があります。

  • 床面積の範囲 登記簿上の床面積が40㎡以上240㎡以下であること。
  • 居住用であること 贈与を受けた人が実際に住むための家である必要があります。店舗併用住宅の場合は、居住用部分が2分の1以上でなければなりません。
  • 日本国内の物件 対象となる住宅は日本国内にあるものに限られます。

適用外になる注意すべき失敗パターン

「親からお金をもらって家を買う」という単純な流れに見えても、手続きの順番や使い道を間違えると適用外になってしまいます。特に注意すべき3つのパターンを紹介します。

住宅取得資金贈与のタイミングと失敗

最も多い失敗が、贈与を受けるタイミングです。

この制度は「住宅を取得するための資金」に対する特例です。そのため、住宅の引き渡し(決済)が終わった後に贈与を受けると、原則として適用されません。 すでに自分の資金やローンで支払いが完了している場合、その後に受け取ったお金は「単なる現金の贈与」とみなされ、高額な贈与税がかかる恐れがあります。

必ず「売買代金の支払い前」に贈与を受け、それを直接購入資金に充てるようにしましょう。

住宅ローンの繰り上げ返済への充当

「住宅ローンを組んで家を買った後、親から援助をもらってローンを返済したい」と考える方も多いですが、これは適用外です。

この特例は、あくまで「家を新築または購入するため」の資金が対象です。住宅ローンの返済資金として贈与を受けた場合は、この非課税制度を利用することはできません。親からの支援を検討しているなら、ローンを組む際の「頭金」として活用するのが鉄則です。

親族間売買や居住実態のないケース

特別な関係にある人からの購入には厳しい制限があります。

  • 親族等からの購入 配偶者や親、親族など「特別な関係がある者」から住宅を購入する場合は、この特例は使えません。
  • 居住実態がない 贈与を受けた翌年の3月15日までにその住宅に住む見込みがない場合、原則として適用外となります。転勤などで入居が遅れる可能性がある場合は、事前に税理士などの専門家に相談しましょう。

適用外を避けるためのチェックポイント

  • 贈与は決済前か? 代金を支払う前に口座に入金されている必要があります。
  • 贈与額は適切か? 非課税枠(500万円または1,000万円)を超えていないか確認してください。
  • 申告を忘れていないか? 税金が0円になる場合でも、必ず確定申告が必要です。

贈与から確定申告までのスケジュール

制度を利用するためには、贈与を受けた翌年の確定申告期間内に手続きを完了させなければなりません。

贈与資金をいつまでに受け取るべきか

理想的なスケジュールは、住宅の契約後から最終代金の支払い(決済)までの間に贈与を受けることです。

また、贈与を受けた年の翌年3月15日までに、その住宅に居住している(または居住することが確実である)必要があります。年末に贈与を受ける場合は、翌年3月までの入居が間に合うか慎重に検討してください。

翌年3月15日までの確定申告の手順

この制度の最大の注意点は、**「贈与税が0円になる場合でも、必ず確定申告をしなければならない」**という点です。申告を忘れると、特例が適用されず、本来の贈与税が課せられてしまいます。

確定申告の流れ

  1. 必要書類の収集 1月〜2月頃に、住宅の登記事項証明書や所得を証明する書類を集めます。
  2. 申告書の作成 贈与税の申告書を作成し、住宅取得等資金の非課税の特例を適用する旨を記載します。
  3. 税務署への提出 贈与を受けた翌年の2月1日〜3月15日の間に、住所地の所轄税務署へ提出します。

住宅取得資金贈与の必要書類リスト

確定申告の際には、多くの証明書類が必要になります。直前になって慌てないよう、早めに準備を進めましょう。

税務署へ提出する証明書類の準備

一般的に必要となる書類は以下の通りです。

  • 贈与税の申告書 税務署で入手するか、国税庁のホームページで作成します。
  • 受贈者の戸籍謄本 贈与者(親や祖父母)との関係を証明するために必要です。贈与を受けた日以降に発行されたものを用意してください。
  • 登記事項証明書 購入した住宅の面積や築年数を確認するために必要です。法務局で取得します。
  • 売買契約書の写し 住宅の取得価格や契約日を確認するために使用します。
  • 住宅性能証明書等(1,000万円の枠を利用する場合) 「質の高い住宅」であることを証明するために、登録住宅性能評価機関などが発行する書類が必要です。

贈与契約書の作成と保存の重要性

税務署への提出義務はありませんが、贈与契約書を作成しておくことを強くおすすめします。

贈与契約書とは、「いつ」「誰が」「誰に」「いくら」贈与したかを書面にしたものです。これがないと、後日税務調査が入った際に「いつ贈与が行われたか」を証明できず、タイミングの問題で非課税が否認されるリスクがあります。また、他の相続人とのトラブル(争族)を防ぐための証拠としても非常に重要です。

まとめ・・

親や祖父母からの住宅資金援助は、マイホーム購入の大きな助けとなります。「住宅取得等資金贈与の非課税制度」を賢く利用すれば、最大1,000万円の非課税枠を享受でき、将来の資産形成にも有利に働きます。

しかし、贈与のタイミング確定申告の義務など、守るべきルールは厳格です。特に「住宅ローンの返済には使えない」「決済後に受け取ると適用外」といった落とし穴には十分注意してください。

自分が条件を満たしているか不安な場合や、複雑なケースに該当する場合は、早めに税理士や税務署に相談し、確実な手続きを進めるようにしましょう。

 

Writer kitamura